腰は体の要ですから、腰痛があると日常生活に支障が出てしまいます。
立ったり、座ったり、荷物を持ったり、何気ない動作ですら苦痛になってしまいますよね。
腰痛は筋肉や神経だけの問題ではなく、便秘が原因で腰痛になってしまうことだってあるのです。実際、便秘が酷い時に腰が痛くなる、重だるく感じるという人が多くいます。
そこで今回は便秘と腰痛の関係について纏めました。
便秘で腰痛になる原因
便秘で腰痛になる原因としては、大きく分けて三つの原因が考えられます。
便秘になると、腸内には便が長い間滞留することになります。これによって、腐敗した便はやがてガスを発生させるようになるのです。このガスが腸内に充満することで、腸の周りの血管や神経を圧迫しはじめます。
圧迫された血管の血流は血行不良を起こし、血液の中に疲労物質を蓄積させるようになるのです。この疲労物質の蓄積が原因で、腰痛を感じるようになってしまいます。
腸内で溜まった便から出される毒素は、血液に乗って全身を巡るようになります。
血液が体の中を巡っているときに、腰のあたりで血液循環が滞ると、筋肉にストレスがかかるようになるのです。
筋肉にストレスがかかると、筋肉の緊張が起こってしまいます。筋肉が緊張してしまうと、筋肉を動かすたびに神経が圧迫されるため、痛みを感じるようになるのです。
便秘で腰痛になりやすい人は、もともと腰痛を持っている場合も多いです。
腰痛持ちの人は、姿勢が悪かったり、長時間同じ姿勢でいることが多かったり、体に歪みが生じていることがあります。
体の歪みは筋肉へのストレスになるため、②と同じように疲労物質が蓄積され、神経を刺激し腰痛として症状が現れるようになるのです。腰痛以外にも肩こりや頭痛など併せて感じることもあるでしょう。
腰痛を改善する方法
便秘にならないようにするのが一番ですが、便秘による腰痛を引き起こさない方法もあります。
腰痛がでやすい人は、腰回りの筋肉が硬くなってしまっている場合が多いです。そのため、腰のマッサージやストレッチ、軽い全身運動を生活習慣に取り入れるようにしましょう。
腹筋や背筋を鍛えることで、腰痛は軽減されますので、無理のない程度の筋トレも効果的です。
腰痛を改善するための方法を実践していると、体の血流が良くなり、ぜん動運動を促すため、便を外に排出させるための筋力がつき、自律神経も整うようになるため、便秘自体が解消されることもあります。
ただし、痛みがあるときは決して無理に行わないようにしましょう。
自分のペースで継続して実施する事が大切です。