テレビのCMなどでもお馴染のプルーン。健康に良い食材であることはなんとなくわかっていても、どのような健康効果があるのか知っている人は意外と少ないですよね。
妊婦の便秘にも良いと聞いたのですが本当でしょうか?
妊婦はプルーンを食べても大丈夫?妊娠すると、運動、食事、睡眠など、日常のさまざまなことに制限が出て来ます。
体に良さそうなプルーンですが、実際どのような健康効果があるのか、そして妊婦さんが食べても大丈夫な食材か見てみましょう。
プルーンの持つ健康効果
プルーンには各種ビタミンやミネラル、ポリフェノールの他に、便秘に効果的な食物繊維とソルビトールが多く含まれています。
食物繊維はご存知の通り便通を促すのに欠かせない栄養素の一つで、腸壁を刺激してぜん動運動を促したり、便のカサ増をして柔らかさを出し、便の排出を手伝ってくれたりします。
ソルビトールは体内に吸収されにくい栄養素で、お腹をゆるくする働きを持っていて、水溶性の食物繊維のように、便に水分を与え、柔らかくする作用があります。
ソルビトールは下剤や便秘薬に用いられることもありますが、適度に摂取する分には下痢などになる心配はありません。
栄養価が高く、疲労回復やエネルギー補給できて、便秘解消に効果があるので、妊娠中の便秘に悩む人にとっての救世主になりそうです。
妊婦はプルーンを食べても大丈夫?
プルーンは便秘薬にも使われているというのを聞くと、体や赤ちゃんにも影響がありそうな気がしますが、結論から言うと、適量食べる分には何の問題もありません。
しかし、食べ過ぎてしまうとお腹の赤ちゃんに悪影響を与える可能性もあるので、注意が必要です。
プルーンに含まれるビタミンAは、胎児に奇形や先天性の異常をもたらす可能性があるのです。
ツワリがひどく食欲がないから、便秘だからと、プルーンを食べ続けるのは危険ですが、適量食べるのであれば心配はいりません。
生のプルーンとドライフルーツのプルーンがありますが、ドライフルーツのプルーンの方が栄養価が高いのでおススメです。
プルーンを食べる目安は?
お腹の赤ちゃんに悪影響を与えない量と考えるのならば、1日2~3個を目安に食べるようにしましょう。プルーンは栄養豊富で糖質も多く含みますので、沢山食べると体重増加の原因にもなりますので、食べ過ぎは禁物です。
プルーンだけでは物足りないという人は、プルーンを刻んでヨーグルトの中に入れると良いでしょう。プルーンの便秘解消効果と、ヨーグルトの乳酸菌の相乗効果で、腸内環境をより整えることが期待出来ます。
空腹時にプルーンを食べると、下剤効果が高まってしまうので、プルーンを食べるのは食後がおすすめです。食後のデザートとして取り入れるようにしましょう。