女性や妊婦さんが多く悩まされている便秘の症状。
1~2日出てないだけであれば、辛さはあまり感じないかもしれませんが、慢性的な便秘や3日以上出てないときは、お腹が張ったり、痛くなったり、体がだるくなったり、全身に不快な症状が出てしまいます。
そんな便秘を解消するためにさつまいもは効果があると、昔から言われています。
焼いたさつまいもを割ってみると、筋がたくさんありますよね。あれは食物繊維の筋です。
さつまいもは不溶性食物繊維の宝庫なので、食べることで便をカサ増しし、腸壁を刺激し、腸でぜん動運動を起こすことが出来ます。
また、さつまいもを輪切りにしたときに出る白い液体にも、便秘解消の効果があります。
ヤラピンという成分で、腸のぜん動運動を促す作用を持っています。
食物繊維とヤラピンのダブル効果で、頑固な便秘を改善していくことが出来るのです。
妊婦さんにさつまいもがオススメな理由
特に妊婦さんにさつまいもがオススメなのには、さつまいもに含まれている栄養成分に理由があります。
便秘解消に効果的なもの以外にも、葉酸やカリウム、ビタミン類も豊富に含まれているのです。
葉酸は赤ちゃんの成長のために欠かせない栄養素で、特に妊娠初期には摂取しておきたい栄養素の一つです。
カリウムは、体内の水分代謝を促すため、妊娠中に起こりやすいむくみを改善してくれます。
ビタミン類は風邪の予防や疲労回復に効果があるのです。
さつまいもに含まれている成分は、便秘を含めた妊娠中に起こりやすいさまざまな不調を改善する効果があるため、妊婦さんに特にオススメとなるのです。
さつまいもで便秘解消するときの注意点
さつまいもは薬ではないので、小さな子供やお年寄り、妊婦さんの便秘対策にも使えます。
ただし、注意したいのは水分不足にならないことです。
まれにさつまいもを食べて便秘が悪化したという人がいますが、よくよく聞いてみると水分摂取量が少ないという事実が浮かび上がってくるのです。
さつまいもに含まれる不溶性食物繊維は、便を大きくする効果はありますが、便を柔らかくすることはありません。
さつまいもを食べるときは、必ず一緒に水分を摂るようにしましょう。
スープや味噌汁の具材としてさつまいもを使えば、さつまいもの食物繊維と水分を一緒に摂取することが出来ますよ。
味噌汁やスープなどの温かい料理は、内臓を温めることでの便秘解消効果もあります。
内臓の温度が上がると、消化器官などの働きが良くなるのです。